ゲーミングPCを選ぶとき「メモリは16で足りる?それとも32?」って悩みますよね。私も同じように迷って、結局あとから買い直した経験があります。
この記事ではゲーミングpcのメモリ16か32の違いや、使ってみて「16GBは少ないかも」と感じた場面、さらには64GBの実力までリアルに解説。自分に合う容量がきっと見えてきます。ゲーミングpcのメモリ16か32で迷っているなら、読んで損はありませんよ。
- ゲーミングpcのメモリ16か32の主流と、いまどちらを選ぶ人が多いのか
- 実際に16GBと32GBを使ったときの体感の違い
- 16GBでは動きが重くなりやすいゲームの特徴
- 32GBや64GBが必要になる人の使い方や用途
ゲーミングpcのメモリ16か32の選び方と基本知識
ゲーミングPCのメモリは性能に直結する重要パーツです。
ここでは16GBと32GBの違いを中心に、選び方の基本を整理します。
- メモリは16と32どっちが主流?現在のトレンドを整理
- 16gbと32gbの体感の違い
- 16gbでは足りないゲームタイトル
- 32gbが必要な人の特徴と用途
メモリは16と32どっちが主流?現在のトレンドを整理

今、ゲーミングPCで一番多く使われているのは16GBですが、32GBを選ぶ人がじわじわ増えていて、年内には逆転しそうな勢いです。
最新のSteamハードウェア調査(2025年3月〜8月)では、16GBの使用率が43.12%から41.67%にやや下がる一方、32GBは32.85%から35.42%まで上昇しました。
日本国内でも、ゲーミングPCの売れ筋では「メモリ16〜32GB」の構成が目立っており、選ばれるPCとして人気です。
今は16GBがボリュームゾーンですが、ゲームの重さや同時起動の増加、価格の下がりなどの理由で、32GBユーザーがどんどん増えてきている状況です。
▼8gbで足りる?について詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcは8gbで足りる?実際のプレイ体験からわかる快適さの基準
16gbと32gbの体感の違い
ゲーミングにおいて、16GBでも多くのゲームは快適にプレイできますが、重い最新ゲームや高解像度設定では、32GBにするとカクつきや読み込みの遅れが少なくなり、よりスムーズに感じることが多いです。
16gbでは足りないゲームタイトル
最新の重いゲームでは、16GBだと動きがカクついたり、そもそも動きが不安定になることがあります。
たとえば…
- 『Star Wars Jedi: Survivor』や『Monster Hunter Wilds』『Dragon’s Dogma 2』のようなゲームは、メモリ負荷が高く、Steamの調査でも16GBより32GBのほうがスムーズになる傾向が示されています。
- また、『Mafia: The Old Country』では中設定(1080p)に加えて快適なプレイのために、32GBを推奨 RAM に設定しています。
つまり、ゲームタイトルによっては16GBでは「少し足りない」と感じる場面もあり、特に 高解像度・重い描写・多くの背景処理があるゲームでは、32GBにしておくのが安心です。
32gbが必要な人の特徴と用途

ゲームだけでなく、映像編集や配信、複数のアプリを同時に使う人には、32GBが特に安心で効率的です。
- ゲームと他アプリを同時に使う方におすすめ
高いフレームレートや安定した動作を求めてゲーム中にブラウザやチャットツールを開く人は、16GBでは余裕がなく、32GBにすることでスムーズさが維持しやすくなります。
調査では、「高解像度で重いゲームを動かす」「複数のアプリを同時に走らせる」ようなケースで、32GBにするユーザーが増加していると報告されています。 - 動画編集や高解像度作業をするクリエイター
特に4K映像の編集を行う方や、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどのソフトを使う方には、32GBが快適な編集作業の基本容量です。 - 将来を見据えた安心構成を求める人
調査によると、32GBを搭載したゲーミングPCは今後主流になると予測されており、価格が上昇する前に早めに導入するのは賢い選択と見なされています。
ゲーミングpcのメモリ16か32の実力比較と将来性
16GBと32GBの違いをさらに深掘りし、64GBの必要性やオーバースペックの判断基準も解説します。
また、増設方法やメモリ不足のサインも整理していきます。
- 64gbが必要な人はどんなケース?
- オーバースペックになりやすいパターン
- おすすめのGBはどれ?初心者から上級者までの目安
- メモリ増設
- メモリ使用率の目安
- メモリ不足の症状が出るときのサイン
- よくある質問:ゲーミングPCのメモリに関する疑問解決
64gbが必要な人はどんなケース?
64GBのメモリが必要になるのは、ごく特殊な使い方をしている人だけです。
ゲーミングがメインであれば16〜32GBで十分ですが、それ以外にも重い作業を同時に行う人には、64GBが力を発揮します。
具体的な利用シーンと特徴
- プロ級の動画編集・3Dモデリング・AI処理を行う方
- 例えばAutoCADやBlenderで大きなシーンを扱う場合、64GBが推奨されることがあります。
- 例えばAutoCADやBlenderで大きなシーンを扱う場合、64GBが推奨されることがあります。
- 複数の重たいアプリを同時に動かす高負荷環境
- 高解像度ゲームに加えて動画編集や配信、ブラウザのタブ開きまくり…といった場合、32GBではキャパ不足になる可能性があります。
- 高解像度ゲームに加えて動画編集や配信、ブラウザのタブ開きまくり…といった場合、32GBではキャパ不足になる可能性があります。
- 「とにかく将来まで安心を買いたい」層
- ゲームだけでなく将来的に様々な用途で使うことを見据え、余裕を持って64GBを選ぶ人もいます。
オーバースペックになりやすいパターン
32GBで十分な環境や使い方が大半であり、無理に64GBを積むのはお金のムダになりがちです。
詳しくみると…
- ゲームだけを楽しむなら32GBで十分
「ゲーム用にはいまや32GBがベスト。32GBより上げてもムダになることが多い」とされており、ゲーム中にメモリを浪費しない賢い選択とされています。 - 64GBにしても体感での違いは少ない
「ゲーム目的で64GBにしても、せいぜい3%くらいしか性能アップしない」との声もあり、ゲーム中心の利用なら過剰性能になりがちという意見が見られます。
おすすめのGBはどれ?初心者から上級者までの目安
ゲーミング用途別に見て、最適なメモリ容量を整理しました。
使用レベル | おすすめ容量 | 理由(わかりやすく) |
---|---|---|
初心者 ~ 普通のゲーマー | 16GB | 多くのゲームに十分。マルチタスクも少なければ問題ない。 |
一般的なゲーマー ~ 高画質志向者 | 32GB | 現在、ゲーム+背景アプリ(Discordやブラウザなど)でも安定する“ちょうど良い”選択肢。近年のAAAゲームでも推奨されることが増えています。 |
上級者・配信者・クリエイター | 64GB以上 | 高画質配信、動画編集、AI処理など重い作業を同時に行う人向け。ゲーミング以外の用途にもたっぷり使えます。 |
メモリ増設
ゲーミングPCで「最近動きが重く感じる」「配信や動画編集もしたい」という方には、メモリ増設が手軽で効果的なアップグレードになります。
静電気やメモリの向きに注意すれば、作業自体は意外と簡単です。
▼さらに安心して挑戦したい方には、以下の記事がおすすめです。
ゲーミングPCのメモリ増設に外付けは効果ある?メモリ不足解消の最適解とは
メモリ使用率の目安
ゲーム中のメモリ使用率の目安としては、50〜85%くらいがちょうどいい状態です。
大切なのは「使用率がずっと90%を超えて貼りついているとき」や「スワップ(ディスクを使ったメモリ代用)が頻発するとき」です。
このような状況では動きの重さやカクつき、ロード遅延が出やすく、メモリの増設を検討すべきサインになります。
メモリ不足の症状が出るときのサイン
メモリ不足は、ゲーミングに限らずPCの動きが重く感じる原因になります。ここでは、「これってメモリ足りてないかな?」と思える、主なサインをまとめました。
主なサインと分かりやすい説明
- 動作が急に重くなる(スローダウン・フリーズ)
アプリを切り替えたりゲームをプレイしていると、急に動きが止まったりイライラするほど遅くなることがあります。これはPCがメモリ不足でディスクにデータを退避(スワップ)している可能性があるからです。 - 起動にやたら時間がかかる
電源を入れてからデスクトップが表示されるまでがえらく長い。または、アプリを起動するのに「えっ、遅っ!」と感じるなら、メモリが足りていないかもしれません。 - タスクマネージャーのメモリ使用率が80~90%以上
Windowsのタスクマネージャーで「メモリ使用率」がずっと80%以上だったら、メモリが限界近くで働いていて、動きが鈍くなるサインです。 - ディスクがずっと動いている(HDDだと特に)
PCがずっと何か読み書きしている音がする、ディスクアクセスLEDが常に点灯しているなら、メモリが足りずスワップを多用している可能性があります。 - 「メモリが足りません」といった警告メッセージが出る
アプリやWindows自体から「メモリ不足」を知らせるポップアップが出たら、すでに容量オーバー状態です。 - アプリが頻繁に落ちる・強制終了する
メモリが足りずに処理しきれなくなると、特に重たいゲームや編集ソフトでクラッシュすることがあります。 - 複数アプリを同時に使えない(マルチタスクが苦手)
ブラウザ・ゲーム・配信ソフトなどを同時に開くと、PCが固まったりフリーズしたりしてしまうなら、メモリが追いついていない可能性があります。
よくある質問:ゲーミングPCのメモリに関する疑問解決
- 16GBでゲームは十分?
-
多くの場合、大丈夫です。 最近の大作ゲームでも16GBで動くものが多いです。ただし、画質を上げたり他のアプリと併用する場合は、32GBにしておくと安心です。
- メモリを増やせばFPSがすごく上がる?
-
それほど劇的な上昇は期待できません。
メモリは主にアプリを一時的に置いておくものなので、容量を増やしてもFPSへの影響は小さめです。ただし、全体の動きが滑らかになったり、カクつきが減ったりする効果は期待できます。 - メモリは1枚より2枚がいいって本当?
-
はい。2枚(デュアルチャンネル)のほうが速く動きます。
例えば同じ合計16GBでも、8GB×2枚だと情報の読み書きが1枚より速くなるので、ゲーム中の快適さがアップすることがあります。
まとめ ゲーミングpcのメモリ16か32
ここまでの内容を簡単にまとめると、メモリの選び方って想像以上に奥が深いんですよね。私自身、最初は「16GBで十分でしょ」と思っていたのに、実際に配信ソフトやブラウザを同時に開いたら一気に重くなって後悔したことがあります。逆に、32GBにしてからは余裕ができて、ちょっとしたマルチタスクも安心してできるようになりました。だからこそ、容量の違いが生む快適さの差は、数字以上に大きいと感じます。
ポイントを絞ると以下の通りです。
- 16GBはライトゲーマーやシングルタスク中心なら十分に使える
- 32GBは重めのゲームや配信、複数アプリを同時に使う人に最適
- 64GBは動画編集や3D制作など特殊な用途でこそ真価を発揮する
- メモリ使用率が常に高い人は、増設を考えるのが現実的な解決策
- 将来性を考えると、今後は32GBが標準になる可能性が高い
こうして振り返ると、「足りるかどうか」で迷うよりも、「どんな使い方をしたいか」を軸に選ぶほうが後悔しません。特にゲーム中にカクつきや動作の遅れが気になり始めたら、それはもう次のステップへ進む合図。自分の体験から言っても、メモリをケチって後悔するより、少し余裕を持って選ぶ方が安心です。ゲーミングPCは長く使うものだからこそ、日々の快適さを大事にしてほしいと思います。
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