ゲーミングpcのベンチマーク目安とは?初心者が知っておきたい基準とチェック方法

ゲーミングpcのベンチマーク目安って、正直わかりにくいですよね。私も最初は「どの数値なら快適に遊べるの?」と迷いました。

この記事では、初心者でも安心して理解できるように、ゲーミングpcのベンチマーク目安の基準やおすすめの数値を体験談も交えて紹介します。これを読めば自分に合うPC選びがぐっとラクになりますよ。

この記事を読んでわかること
  • ベンチマークとは?ゲームに必要な性能を数値で知る方法
  • ベンチマークスコアの目安・基準を初心者向けに解説
  • 実際にどれくらいの数値があれば快適に遊べるか、おすすめの数値を紹介
  • 人気タイトル別の推奨ベンチマーク目安をわかりやすく解説
目次

ゲーミングpcのベンチマーク目安とは?初心者が知るべきポイント

ゲーミングPCの購入を検討する際に欠かせないのがベンチマークです。数値を理解すれば、自分に合った性能を見極めやすくなります。

  • ベンチマークとは?基本的な意味と役割
  • ベンチマークスコアの目安・基準
  • 実際にどれくらいの数値があれば快適に遊べる?おすすめの数値
  • スペックはどれくらいあればいい?初心者向け解説
  • ベンチマークのやり方を簡単に解説
  • ベンチマークスコア測定が無料でできるおすすめツール紹介

ベンチマークとは?基本的な意味と役割

ベンチマークとは、コンピュータのハードウェア(CPUやGPU、メモリ、ストレージなど)やソフトウェアがどれだけ仕事ができるかを一定の条件下でテストし、処理速度や描写の滑らかさなどを数値で表すものです。

主な役割は以下の通りです。

  • 性能の比較:異なるパーツ/モデルを同じ条件で測ることで、「どちらが速いか」「どちらがゲームに強いか」が分かります。
  • 購入・選択の判断材料:ゲーミングPCを買うとき、「このゲームが動くか」「描写が滑らかか」を予測する指標となります。
  • 改善点の発見:処理が遅い原因がCPU・GPU・ストレージ・メモリのどこにあるかを知る手がかりになります。たとえばゲームのロード時間が長いなら、ストレージが足を引っ張っているかもしれません。

ベンチマークスコアの目安・基準

PCの性能を測る代表的なベンチマークツールには「3DMark」「PCMark」「Time Spy(3DMarkのテスト項目)」などがあります。これらで出るスコアが高いほど、ゲームが滑らかに動く可能性が高くなります。

以下は、ゲーミングPCとして一般的に求められるベンチマークスコアの目安(基準)です。解像度や設定により変わりますが、入門~中級クラスを中心にした実用的な指標です。

スクロールできます
用途・環境解像度/グラフィック設定Time Spy Graphics スコアの目安Fire Strike スコアの目安
軽めのゲームやeスポーツ(例:Valorant, Apex Legendsなど)フルHD・中~高設定約12,000~18,000約20,000~30,000
多くのAAAタイトルを快適に遊びたいフルHD・高~ウルトラ設定約20,000~28,000約30,000~40,000
WQHD(1440p)/高画質重視WQHD・中~高設定、またはフルHDでウルトラ設定約25,000~35,000約40,000~50,000以上
4K・ウルトラ設定・将来性重視4K・ウルトラ設定30,000以上50,000以上~

実際にどれくらいの数値があれば快適に遊べる?おすすめの数値

ゲーミングPCのベンチマークスコアを見るとき、「どのくらいのスコアで○○が動くか」がわかると安心です。特に解像度やゲームの重さによって必要なスコアは変わるので、有名なデータをもとに具体例を挙げます。

ベンチマークツール「3DMark Time Spy Graphics」での実測データによると

  • スコア 約4,000:Fortniteを 1440p(高画質)でプレイした場合、平均でおよそ 50 FPS 出すことが可能。
  • スコア 約6,000:同じ条件で 70 FPS ほど。
  • スコア 約12,000:さらに余裕があって、約 140 FPS が期待できる。

▶fpsについての記事一覧はこちら

スペックはどれくらいあればいい?初心者向け解説

現在の初心者向けゲーミングPCの平均的なスペックをまとめると、

CPUは Intel Core i5AMD Ryzen 5 程度、メモリ16GB、GPUは GeForce RTX 3060 あたりが“ちょうどいいバランス”です。

▼スペックについて詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
【準備中】

ベンチマークのやり方を簡単に解説

PCの性能を測るためにベンチマークを取るのは難しくありません。正しくやれば、自分のPCがどれくらいゲームに耐えられるか、見当をつけるのにとても役立ちます。

以下の手順で、初心者でもわかりやすくベンチマークを実行できます。

STEP
準備をする

まずはPCのソフトを整理しましょう。不要なアプリを閉じて、OSやGPU(グラフィックカード)のドライバを最新にしておくことで、正しい結果が出やすくなります。

STEP
ベンチマークソフトを選ぶ

無料で使える3DMark”や“UserBenchmark”、“Geekbenchなどのツールを選びます。グラフィック性能を測るもの、CPUの処理能力を測るもの、それぞれ目的に応じたものを使うといいです。

STEP
テストを実行する

選んだソフトでテストを実行します。グラフィック重視のテスト(ゲーム画面を再現するようなもの)や全体性能を測るものがあります。1回だけでなく、複数回測るとスコアのぶれが小さくなります。

STEP
測定中の様子を確認する

テスト中には、PCがどれくらい熱くなるか、ファンの音が大きくないか、CPUやGPUがちゃんと動いているかをモニターします。もし熱で性能が落ちていたり(サーマルスロットリング)、他のソフトが余計に動いていたりすると、スコアが下がる原因になります。

STEP
結果を比較する

測定後のスコアを、似た構成のPCの結果や「目安スコア」と比べてみます。それによって「自分のPCはこのゲームなら中設定で快適そう」「画質を上げたいならこのパーツをアップグレードしたほうがいい」など判断できます。

ベンチマークスコア測定が無料でできるおすすめツール紹介

以下は、費用ゼロで使えて信頼できるベンチマーク/性能測定ツールの例です。初心者でも扱いやすく、PCの性能を知るのに役立ちます。

  • 3DMark(Demo版)
     有名なベンチマークソフトで、GPU や CPU のグラフィック性能を測れます。無料デモ版でも基本的なテストが可能で、結果を他のPCと比較できる機能もあります。
引用
  • Novabench
     Windows・macOS・Linux 対応で、CPU・GPU・メモリ・ストレージといった複数の性能を短時間でチェックできます。画面もシンプルで初心者向きです。
引用
  • Geekbench 6
     クロスプラットフォーム(複数OSで使える)ツールで、シングルコア処理とマルチコア処理の両方を測定できます。ゲームだけでなく日常作業性能の目安にもなります。
引用
  • Basemark Web 3.0
     インストール不要でウェブブラウザ上でグラフィック性能を測定できるオンラインツール。手軽に試すにはいい選択肢です。

ゲーミングpcのベンチマーク目安から見る人気タイトル別の快適環境

タイトルごとに求められる性能は異なります。実際のプレイヤーデータや公式推奨スペックをもとに比較してみましょう。

  • APEX・モンハンなど人気ゲーム別の推奨ベンチマーク目安
  • おすすめのゲーミングPCをスコア基準から紹介
  • よくある質問(FAQ)でさらに理解を深めよう

APEX・モンハンなど人気ゲーム別の推奨ベンチマーク目安

APEX Legends(エーペックス)やモンスターハンターワイルズなど、人気のゲームで「快適に遊べる目安スペック・ベンチマークスコア」はこういう感じです。

設定やモニターによって必要な性能は変わるので、「このあたりあれば安心」レベルで参考に読んでみてください。

APEX Legends の目安

フルHD(1080p)、中〜高画質で 100fps以上 出せるPCがあればプレイ感は非常に滑らかです。モニターが144Hzなら、これを目標にしたい。

推奨動作環境としては、CPU:Intel Core i5-3570T 程度、グラフィックカード:NVIDIA GeForce GTX 970 または同等クラス、メモリは 8GB。これで 60fps 前後は安定します。

さらに競技プレイや高フレームレートを狙うなら、グラフィックを落とした設定と組み合わせて、よりパワフルな GPU(RTX 3060/RTX 3070など)を選ぶとよい。

モンスターハンターワイルズ の目安

快適設定:1080p(FHD)でグラフィック「中」設定、60fps を目指すなら RTX 2060 SuperRadeon RX 6600(VRAM 8GB)、CPUは Core i5-10400 や Ryzen 5 3600 程度、メモリは 16GB がほぼ標準。

より高い画質で、1440p(WQHD)で 60fps を安定させたいなら、RTX 4060 Ti、RX 6700 XT といった GPU が必要。

ベンチマークスコア目安としては、スコア 13,000 以上で「快適」、10,000〜12,999 でも設定を少し下げれば十分遊べるというライン。

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ゲーミングpcのpingとは?数値の目安と改善ポイントを徹底解説

よくある質問(FAQ)でさらに理解を深めよう

ベンチマークのスコアだけで「快適かどうか」は決まるの?

いいえ。スコアはあくまで目安です。実際には「CPUやGPUの冷却」「画質設定」「ドライバーの状態」「他のソフトの干渉」などがフレームレートや動きの滑らかさに影響します。

同じツールで測っても毎回スコアが違うのはなぜ?

測るときの環境が少し変わるからです。例えば、PCが熱い状況だったり、バックグラウンドでたくさんアプリが動いていたりするとスコアが下がることがあります。安定した結果が欲しいなら、同じ条件で複数回測ってみるのがいいです。

ベンチマークソフトによって得意/不得意があるって本当?

本当です。あるツールはGPU(グラフィック)の性能を優先して測り、他のツールはCPUやメモリの処理能力を重点的に評価します。どれを重視するか(例えばゲーム重視か、動画編集重視か)で使うツールを選ぶといいです。

まとめ ゲーミングpcのベンチマーク目安

ここまでの内容を簡単にまとめると、ベンチマークはPC選びに欠かせない物差しです。数値が示してくれるのは単なる性能の高さではなく、ゲームをどこまで快適に楽しめるかという実感に近い指標だと感じます。

自分も最初にゲーミングPCを選んだとき、この数値を知らずに買ってしまい、思ったほど動かず後悔した経験があります。だからこそ、目安を理解しておくことはとても大切なんです。

ベンチマークを調べるとき、大事なのは数値そのものより「どの環境でどう動くか」です。たとえばフルHDで60fpsを出せるのか、144fpsを狙えるのか、その違いがプレイ体験を大きく左右します。数値の見方に慣れてくると、ゲームごとに必要なレベルが感覚的にわかってきて、パソコン選びや設定調整がスムーズになります。

ポイントを絞ると以下の通りです。

  • ベンチマークはPCの性能を比べるための客観的な物差しになる
  • 快適さの基準は解像度やfpsの目標値によって大きく変わる
  • 初心者向けの平均スペックはCore i5やRyzen 5+RTX3060が安心
  • 無料ツールを使えば自分のPCでも簡単にスコアを測定できる
  • 人気ゲームごとに目安スコアを知っておくと選びやすい

こうして押さえておけば「なんとなく速そうだから買う」のではなく、自分の遊び方に合った一台を選べるようになります。最初は数字が難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると意外とシンプルです。自分のプレイスタイルに寄り添う一台を見つけるために、ベンチマークをうまく活用してみてください。

参照元

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この記事を書いた人

「ゲーミングPCナビ」編集長です。

PC歴10年以上・自作歴5年以上。PCやパーツを実際に検証・レビューしてきました。

「初心者でもわかりやすく、本当に信頼できる情報」をモットーに運営しています。

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