ゲーミングPCを使っていて「電気代が1万円って高いのかな?」と不安になったことはありませんか?僕も請求書を見てドキッとした経験があります。
この記事ではゲーミングpcで電気代1万円が本当に高いのか、平均や計算方法、抑えるコツまでまとめました。気になる人はきっと参考になるはずです。
- 「ゲーミングpcで電気代1万円は高い?」と感じたときの目安がわかる
- 一か月の平均電気代とゲーミングPCの消費電力を比較できる
- 高い?と感じたときに自分でできる計算方法を知れる
- つけっぱなしとの違いや、電気代を抑える実践的な工夫が見つかる
ゲーミングpcで電気代1万円は高い?毎月どれくらいかかるのか解説
ゲーミングPCは性能が高い分、消費電力も大きくなりがちです。ここでは電気代1万円が高いのかをデータや計算をもとに解説します。
- 電気代1万円は高い?
- 一か月の平均電気代
- 高い?と感じたときの計算方法
- つけっぱなしと比較した場合の電気代の違い
電気代1万円は高い?

多くの家庭では、月の電気代が 約10,000円前後 になることは決してめずらしくありません。
2024年の調査では、一般家庭の月の電気代平均がおよそ 10,222円 だったというデータがあり、これが家族構成や使い方によって上下します。
ただし、「ゲーミングPCだけで電気代が1万円」になると聞くと、多くの人は「それはかなり高い」と感じるのが普通です。
ゲーミングPCの消費電力は、使用時間や負荷、搭載パーツ(特にGPU)がどれだけ高性能かによって大きく変わり、1時間あたりの電気代が 9〜37円 と見積もられる例もあります。
つまり、1万円という数字が「高いかどうか」は、その家庭の平均電気代・家族人数・PCの使い方次第で判断が変わるということです。
もし一般家庭の電気代にプラスしてゲーミングPCが1万円を超えて負担になっているなら、それは「高い」方に分類されるケースでしょう。
▼ワット数での違いについて詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcの電源750w・850wを徹底比較|安定性と電気代の差でどちらを選ぶべき?
一か月の平均電気代
ゲーミングPCの電気代は、「使っているPCの性能(消費電力)」と「1日にどれくらい使うか」で大きく変わります。以下は、現実に近い目安を、わかりやすく計算したものです。
電気代の目安
条件 | 消費電力の目安 | 使用時間/日 | 電気料金単価 | 月あたりの電気代の目安※ |
---|---|---|---|---|
ライトユーザー(低〜中スペック) | 約200〜400W | 約4時間 | 約31円/kWh | 約1,000〜2,000円前後 |
ミドル〜ハイスペック(中負荷) | 約500〜600W | 約4〜5時間 | 同上 | 約2,000〜3,000円前後 |
ハイスペック/常用ユーザー(高負荷) | 約600〜800W以上 | 約6〜8時間 | 同上 | 約4,000〜6,000円以上になることも |
※月30日と仮定して計算
高い?と感じたときの計算方法

ゲーミングPCの電気代が「高いかどうか」を自分で確かめるための計算方法をお伝えします。
手順:ゲーミングPCの電気代を計算する方法
- 消費電力(W)を確認する
PCの仕様書、もしくはGPUやCPUの最大消費電力、あるいは実際に使っているパーツそれぞれの電力を合計して「ワット(W)」を出します。 - 使用時間を決める
1日にどのくらい使うか(例:4時間、6時間、8時間など)を見積もります。 - 電力量料金の単価(円/kWh)を調べる
電力会社の請求書や契約内容で、「1kWhあたり何円か」が書いてあります。日本の目安はだいたい 27〜31円/kWh 程度です。 - 計算式を使う
以下の式で電気代が出せます。
電気代(円)= 消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh) × 使用日数(日)
- 消費電力を kW に直すため、「÷1,000」をします。
- 使用時間は1日あたり。
- 使用日数は1か月(例:30日)で計算することが多いです。
計算例
- 消費電力: 600W のゲーミングPC
- 使用時間:1日 6時間
- 単価: 30円/kWh
- 使用日数: 30日
計算すると⇓
600W ÷ 1000 = 0.6 kW
0.6 kW × 6時間 × 30円 = 10.8円/日
10.8円 × 30日 = 約 324 円/月?
…となりますが、これは負荷が軽いかつPCが常にその消費電力で動いている場合のシンプルな例です。実際にはゲームプレイ中のGPU負荷やディスプレイ、補助機器などで消費電力がもっと上がることがあります。
▼消費電力の確認方法について詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcの消費電力確認方法|普段使い消費電力を把握して電気代を抑えるコツ
つけっぱなしと比較した場合の電気代の違い

ゲーミングPCを「使わない時間も電源を切らずにつけっぱなし」にすると、どれくらい電気代に差が出るかを、実際のデータを使ってわかりやすく説明します。
つけっぱなしだとどれだけかかるかの目安
ゲーミングPC(エントリーモデル、消費電力約300〜500W)の場合、24時間つけっぱなしにすると 月に約6,700〜11,200円 の電気代になる見込みです。
一方、同じPCを1日5時間の使用にとどめた場合は、月に約1,400〜2,400円程度になるというデータがあります。
比較のポイント
状況 | 消費電力(例) | 使用時間 | 月あたりの電気代(目安) |
---|---|---|---|
つけっぱなし(24時間) | 300〜500W | 24時間/日 × 30日 | 約6,700〜11,200円 |
通常使用(5時間/日) | 同上 | 5時間/日 × 30日 | 約1,400〜2,400円 |
なぜ差がこれだけ大きくなるのか
「つけっぱなし」にしている時間が長ければ、その分ずっと消費電力が流れ続けるため。
また、ゲーミングPCは負荷が高い処理をしていない時間でも、CPUやGPUなど補助機器が待機状態でエネルギーを使っていることが多いです。
スリープモードやシャットダウンを使うことで、この待機時の消費を大きく減らせます。例えば、つけっぱなし vs スリープを併用したときの1日の差はかなりの金額になります。
ゲーミングpcで電気代1万円を抑えるための実践的な対策
電気代を1万円以内に抑えるには、設定や使い方の工夫が欠かせません。ここでは節約のポイントと実例を紹介します。
- 電気代を抑えるには?
- 実際に電気代を抑えられたユーザー事例
- よくある質問(Q&A形式での疑問解消)
電気代を抑えるには?
ゲーミングPCの電気代を1万円以下にしたいなら、小さな工夫が積み重なって大きな節約になります。正確な情報をもとに、今すぐできる方法をいくつか紹介します。
消費電力を抑える設定を使う
Windowsの「電源オプション」で省電力モードをオンにすることで、軽い作業中や待機中の電力消費を抑えられます。GPU(グラフィックカード)のパワーリミットを下げたり、フレームレート(FPS)制限をかけると、ピーク時の電力を使いすぎず節約につながります。
▼電気代を抑える設定について詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcの消費電力を抑える設定とは?電気代 1か月を劇的に下げる方法
発熱・冷却の効率をよくする
本体内部のほこりを定期的に掃除し、冷却ファンがしっかり動くようにすることで発熱が減ります。発熱が抑えられればファンが激しく回らず、その分の電力を減らせます。また、PCを直射日光の当たらない場所に置くことも効果的です。
周辺機器/不要な装飾の無駄を省く
モニターの明るさを落としたり、LEDライトなどの光る装飾をオフにするだけで電力消費をかなり抑えられます。スピーカーではなくイヤホンを使うのも良い方法です。
電源ユニットや電気契約など本体の効率を改善する
電源ユニットには「80PLUS認証」のものを選ぶと、電気を無駄に熱に変換する部分が減り、効率よく動きます。さらに、契約している電力会社の料金プランを見直したり、夜間割引/ピーク時間の料金が安いプランに変更できないかをチェックするのも有効です。
実際に電気代を抑えられたユーザー事例
以下は、ゲーミングPCユーザーが実際に試して「電気代が下がった」という事例です。難しい言葉はできるだけ使わず、どんな工夫をしたか・どれくらい下がったかがわかるようにまとめます。
事例1:Sycomの例 — 電源ユニットの効率とモニター輝度で節約
構成は高性能GPUやCPUをそのままに、効率の良い電源ユニット(変換ロスが少ないもの)に交換。さらにモニターの明るさを下げる設定に。
この結果、「同じゲームをする時間でも電気代が目に見えて下がった」との報告があり、数百円〜千円レベルの節約になったとのこと。具体的な金額幅は公開されていませんが、節約効果が実感できるレベル。
事例2:GameWithの「実機モデル試算」 — プレイ時間の短縮で月1,600円台まで圧縮
モデル:GALLERIA XA7C-R46(Core i7-13700F + RTX 4060Ti)など。使用時間を 1日4時間ゲーミングモード に制限。
効率の悪いピーク負荷時ばかりではなく、軽い作業・待機時に省電力設定を使うなどの工夫を加えた結果、1か月あたりの電気代が 約1,620円 程度に収まった事例。
事例3:GMPC-Navi の比較試算 — 使用時間を減らしたらかなり差が出る
比較条件:600W/800WのPCを使うユーザーが、「1日3時間使用」と「1日5時間使用」の両方で電気代を計算。
結果、「1日3時間使用」の場合、600Wモデルで月約 1,674円、800Wモデルで約 2,232円。一方「1日5時間使用」になるとそれぞれ 約2,790円/約3,720円 にまで上がるという試算。つまり、使用時間を2時間/日減らすだけで月千円以上節約できる可能性あり。
よくある質問(Q&A形式での疑問解消)
- ゲーミングPCの電気代は1ヶ月の具体的な金額でいくら?
-
スペックと使い方次第ですが、ミドル~ハイスペックのPC(500~800W)を1日3時間使うなら、1ヶ月で 約1,000〜2,000円前後 が目安です。画面の設定を上げたり、長時間使えばこの金額よりさらに上がります。
- 750W~1000WのゲーミングPCの電気代はどの程度かかる?
-
750W~1000WのPCを、1日3時間×30日で使う想定だと、単価31円/kWhで計算すると約 2,070〜2,790円 ほどになります。ただし常時この消費電力で動くわけではないので、実際はもう少し少なくなることが多いです。
- つけっぱなし時の電気代の実態や節約になりうる使い方とは?
-
24時間ずっとつけっぱなしにすると、電気代はかなり膨らみます。例えば500~750Wクラスなら、1日で数百円、1ヶ月では 1万円を超えることも。これを避けるには、スリープモードや休止モードを使う・使っていない時間はシャットダウンする・モニターや周辺機器の電源を切る等の工夫が効果的です。
まとめ ゲーミングpcで電気代1万円
ここまでの内容を簡単にまとめると、ゲーミングPCの電気代は使い方次第で大きく変わります。僕自身も請求額を見て焦ったことがありますが、仕組みを理解すればコントロールできると気づきました。
とくに「ゲーミングpc 電気代 1万円」という金額は、家庭の平均と照らし合わせるとやや高めに感じやすいラインです。だからこそ、どこに原因があるかを知ることが安心につながります。
一か月の平均電気代と比べると、PCだけで1万円を超えるのは少し重い負担です。でも、電源設定や使う時間を工夫するだけで驚くほど下げられるケースも多いです。
実際にユーザー事例を見ても、パーツ選びや設定変更で毎月数千円単位の節約につながっています。僕も夜はスリープを活用するようになってから、ぐっと電気代が軽くなりました。
ポイントを絞ると以下の通りです。
- 一般家庭の平均電気代は1万円前後で、PCだけで超えると負担感は大きい
- 消費電力はGPUやCPUの性能と使用時間で大きく変動する
- 計算式を使えば自分の使い方での目安を簡単に算出できる
- つけっぱなしは月1万円以上になる可能性があり注意が必要
- 電源ユニットや設定を工夫することで毎月の電気代を抑えられる
こうして振り返ると、ちょっとした工夫で負担を小さくできることがわかります。僕自身「電気代が高すぎる」と悩んだ時期がありましたが、今では気持ちに余裕を持ってPCを楽しめています。読んでくださった方も、まずは自分の環境を一度見直してみてください。きっと思ったより手軽に改善できるはずです。
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