ゲーミングpcのfpsを上げる方法を探している人へ。私も以前FPSが安定せず悩んでいました。この記事では原因と改善策を実体験を交えて紹介。
ゲーミングpcのfpsを上げる方法を知れば、快適でストレスのないプレイに近づけますよ。
- fpsを上げる方法の基本とよくある原因を初心者でも理解できる
- ゲーミングpcのfpsを上げる方法に直結するパーツ選びとアップグレードのポイント
- Windows11やnvidia製GPUでfpsを伸ばすための具体的な設定手順
- apexや高スペック環境でもfpsが出ないときの原因と対処法
ゲーミングpcのfpsを上げる方法|初心者が知っておくべき基礎知識と改善アプローチ

初心者でも理解しやすいように、fpsが低下する原因と改善の流れを整理し、無駄なくパフォーマンスを高めるための基本を解説します。
- fpsを上げる方法の基本とfps低下の主な原因
- fps向上に効果的なパーツ選びとアップグレードのポイント
- 設定の最適化でfpsを伸ばすためのチェックリスト
- Windows11環境での向上テクニック
- nvidia製GPUの最適設定とドライバ管理のコツ
fpsを上げる方法の基本とfps低下の主な原因
FPS(フレーム・パー・セカンド、1秒あたりの描画フレーム数)は、ゲームにおける滑らかさや反応の速さに直結する重要指標です。
以下の具体的な原因をしっかり理解し、対策を講じることが、安定した高FPSを実現する第一歩です。
1. グラフィック設定の負荷が高すぎる
高解像度、高品質な影、反射、アンチエイリアスなどの設定は、GPUに大きな負担をかけ、FPS低下の直接的要因になります。
Intelも「最も一般的なFPS低下の原因は、ハードウェアが処理しきれないほど重いグラフィック設定」と述べています。
2. CPU、GPU、メモリのボトルネック
- CPUボトルネック:CPUがゲーム処理やAI、物理演算に追いつかず、GPUへデータを送り出せないとFPSが伸びません(いわゆる「CPU限界」)。
- GPU性能不足・熱による熱暴走(サーマルスロットリング):発熱が限界に達すると、自動でクロックダウンしフレームレートが急落します。これは非常に一般的なFPS低下要因です。
- メモリ要件不足:ゲーム中のメモリ使用率が90%以上になると、スワップやスタッター(カクつき)が発生し、FPSが悪化することがあります。
3. ソフトウェア・ドライバー、バックグラウンドプロセスの干渉
ドライバーが古い、または破損していると、GPUが最適なパフォーマンスを出せず、FPSに悪影響を与えることがあります。
バックグラウンドで不要なアプリが動作していると、CPU・ディスク・メモリが分散されFPSが落ちます。タスクマネージャーでのプロセス管理が重要です。
4. ディスプレイやシステム構成に関する問題
- リフレッシュレートとFPSのミスマッチ:モニターが60Hzなのに高FPSを出せても、その恩恵は体感しづらく、むしろティアリングや遅延が気になる逆効果になることもあります。
- 古いHDDやストレージの遅延も、ゲームの読み込み遅延や動作カクつきにつながり、結果的にFPSに影響することがあります。
fps向上に効果的なパーツ選びとアップグレードのポイント
ゲームパフォーマンスを高める上で、最も効果的な方法は「現在のPC構成で足りていない要素を見極め、バランスの取れたアップグレードを行うこと」です。以下具体的なポイントを整理しました。
1. GPU(グラフィックカード)の選定と価値重視の判断
最新世代のGPUは、より多くのVRAMと効率的なアーキテクチャを備えており、fps改善において最も効果が現れやすい要素です。
- おすすめGPU例
- AMD Radeon RX 9070:コストパフォーマンスに優れ、16 GB VRAMで1440pゲームに最適な性能を提供 。
- Nvidia GeForce RTX 5070 Ti:DLSS 4とマルチフレーム生成に対応し、より滑らかなfpsと高い将来性を備えた選択肢 。
- AMD Radeon RX 9060 XT 16 GB:安価にVRAM容量を確保しつつ、1080p~1440pのメインストリームゲーミングに適した性能 。
- VRAM容量の目安
- 1080p:少なくとも8 GB
- 1440p:12 GB以上が理想
- 4K:16 GB程度が望ましい。
「性能/価格比」を重視することで、無駄に高価なGPU投入を避けられます。
2. CPU・RAMとのバランスも不可欠
GPUだけでなく、CPUやメモリとのバランスもfps向上に直結します。いわゆる「CPUボトルネック」を避けるためです。
RTX 5070 Ti導入後、古いCPUとRAM構成だったために十分なfpsが得られず、Ryzen 7 9700X + 32 GB DDR5への更新を合わせて行うことで、全ゲームタイトルで大幅なfps改善が見られました。
また、メモリアップグレードはマルチタスクや重いゲームでのパフォーマンスに効果があり、コスト効率の高い改善策として広く推奨されています 。
3. その他の有効なアップグレード要素
SSD(ストレージ)の導入・換装は起動・ロード時間の短縮が主目的ですが、スワップの軽減や全体的な動作の安定化に寄与し、間接的にfpsの安定にもつながります。
ソフトウェアの最新更新(ドライバーやOS含む)を適時行うことで、最適なパフォーマンスと互換性を維持可能です。
設定の最適化でfpsを伸ばすためのチェックリスト
単にハードウェアをアップグレードするだけではなく、システムやゲーム設定を細かく見直すだけでも、FPSの向上や安定化につながります。以下に具体的なチェックポイントを整理しました。
チェックリスト一覧
説明 | |
---|---|
ゲームモードの有効化 | Windows 10/11でバックグラウンド処理を制限し、リソースをゲームに集中させます |
電源プランの設定 | コントロールパネルで「高パフォーマンス」などに設定し、CPUの最大能力を引き出します |
ハードウェアアクセラレーションGPUスケジューリング | Windowsの「グラフィックの設定」で有効にすることで、GPUの処理効率が向上します |
NVIDIA/AMDドライバー更新 | 最新のドライバーはゲームの最適化やバグ修正に対応しており、FPSも改善されます |
ゲーム内グラフィック設定の調整 | 解像度、影、アンチエイリアス、描画距離などを下げるだけで大きなFPS改善が期待できます |
モニターのリフレッシュレート設定 | ディスプレイ設定で最大リフレッシュレートに設定し、G-SYNCやFreeSync対応であれば有効化する |
V-Sync・低遅延モードの設定 | V-Syncは遅延を引き起こす場合があり、低遅延モードやReflexとの併用が効果的 |
BIOS設定の見直し | ハイパースレッディングや効率コアを切る、XMPを有効にするなどで、ゲームでのfpsが最大37%改善される場合もあります |
不要なバックグラウンドアプリの停止 | スタートアップアプリの削減や不要な常駐をやめるだけでも、システムリソースが確保されfps安定につながります |
Windows11環境での向上テクニック
Windows 11では、OSの特性と最新の最適化技術を活かすことで、FPSの安定や向上を図ることができます。具体的かつ実践的な改善策を以下にまとめました。
1. メモリーインテグリティと仮想化機能を一時的にオフにする

Windows 11標準のセキュリティ機能である「メモリーインテグリティ(HVCI)」および「Virtual Machine Platform(VMP)」は、ゲーム中にパフォーマンスの足かせになることがあります。
Microsoft公式も、特定環境ではこれらを無効化することでパフォーマンス改善が見られると案内しています。
対策:ゲームプレイ時のみ無効化し、終了後に再び有効化するのが安全かつ効果的です。
2. ゲームモードと高パフォーマンス電源プランを活用

Windows 11には「ゲームモード」が搭載されており、バックグラウンド処理を制限してゲームにリソースを集中させる設計です。
さらに、電源設定を「高パフォーマンス」に変更することで、CPUやGPUが最大能力を発揮しやすくなり、fps向上に寄与します。
3. ハードウェアアクセラレーションGPUスケジューリング(HAGS)の導入と検証
Windows 11で導入された「HAGS」は、GPUが自身のスケジューリングを直接管理する機能で、理論上は描画タスクの遅延を軽減し、fpsの安定化に寄与します。
ただし、すべての環境で効果があるわけではなく、時にはスタッターや不安定さを招くケースも報告されています 。
対策:有効にした上で実際にプレイして比較し、自分の環境で最適な設定かを判断してください。
4. 可変リフレッシュレート(VRR)の活用
NVIDIA G‑SYNC、AMD FreeSync、またはOS側のVRR機能が対応するモニターを使用している場合、画面のティアリングやカクつきを軽減し、滑らかな見た目と体感を得られます。
5. ドライバーとOS更新の適切な管理
- グラフィックドライバーの最新化:ドライバーの更新はバグ修正や最適化の恩恵が得られ、fps向上に直結することがあります。
- AMD Ryzen CPU向け最適化アップデートの適用:Windows 11の特定更新(KB5041587)により、Ryzen 7700Xおよび9700Xで約10〜11%のゲーム性能向上が確認されています。
6. DirectStorageやAuto HDRなどの機能活用も考慮すべき
- DirectStorage:NVMe SSDとDirectX 12 Ultimate対応GPUがあれば、自動的に動作しロード時間の短縮につながります。ただし、FPS向上には直接つながりません。
- Auto HDR:非対応ゲームでもHDR表現が向上し、視覚的な体験価値を高めます。
7. 過熱への対策も併せて実施
高温環境ではCPU/GPUの性能が抑制されてfps低下の原因になります。
Windows視覚効果の調整やHAGSの活用、フレームレート制限(例:Radeon Chill)といった対策を講じることで、安定したパフォーマンスを維持しつつハードを長持ちさせることが可能です。
nvidia製GPUの最適設定とドライバ管理のコツ
NVIDIA GPUのパフォーマンスを最大限引き出すには、公式ドライバの活用や細かな設定調整が不可欠です。
以下は、最新情報を踏まえた実践的なアドバイスです。
1. 「Power Management Mode」を「Prefer maximum performance」に設定する

NVIDIA コントロールパネルの「3D 設定を管理」→「Power Management Mode」から「Prefer maximum performance」を選択すると、GPUが常時最大性能で動作するようになり、fpsの安定化に効果があります(特にデスクトップPCで有効)。
ただし、ノートPCでは発熱やファンの負担が増すため注意が必要です。
2. 「Resizable BAR(ReBAR)」を手動で有効化して性能向上を狙う
Resizable BARはCPUとGPUのデータ転送制限を解除する技術で、テストでは最大10%もの3DMark性能向上が確認されています。
NVIDIAは特定のゲームのみで対応していますが、「Nvidia Profile Inspector」を使えば非対応タイトルでも強制適用可能です。
3. 最新「Frame Generation(Smooth Motion)」設定でfps最大化
RTX 40シリーズユーザーは、開発者向けGeForceドライバ(590.26以降)でSmooth Motion設定を使えば、未対応ゲームでもフレーム生成(Frame Gen)が有効化できます。初期テストでは最大44%ものfps向上が観測されています。
ただし、ゲームによってはスタッターや画質劣化の報告もあるため、個別検証が必要です。
4. 「NVIDIA App」や「G-Assist」を活用して手間なく最適化
NVIDIAの新「Nvidia App」には自動オーバークロック(Auto Tuning)やSmooth Motion設定、さらにAIアシスタント「G‑Assist」が搭載されており、音声やテキスト操作でパフォーマンス改善やチューニングが可能です。
初心者でも簡単に高度な最適化が行えます。
5. DLSS(ディープラーニングによるアップスケーリング)を積極活用
対応ゲームではDLSS(2~4世代)を使うことで、フレームレートを向上させつつ高画質も維持できます。
特にDLSS 3のFrame GenerationやDLSS 4のMulti Frame Generationは、最新RTX GPUでのfpsブーストに非常に効果的です(対応条件あり)。
ゲーミングpcのfpsを上げる方法|ゲーム別・環境別の具体的対策
実際のゲームや使用環境に合わせて、より効果的にfpsを向上させるための具体策を紹介します。
- apexでfpsを最大化するための設定とコツ
- スペックが足りてるのにfps出ないときの原因特定と対処法
- よくある質問と回答
apexでfpsを最大化するための設定とコツ
Apex Legendsで高FPSを安定して出すには、ゲーム内設定の最適化と起動オプションの見直しが鍵です。プロや公式の推奨に基づき、無駄な描画負荷を削減しながら快適さを維持するポイントを以下に整理しました。
ゲーム内設定で負荷を減らす(EA公式推奨)
可能な限りグラフィック設定は 「低・無効」 にする(影、アンビエイエーション、ライティングなど)。
V‑Sync はオフ、NVIDIA Reflex は Enabled+Boost に設定するのが理想的。
コマンドラインを使ってさらに安定化
- 起動オプション(コマンドライン)に以下を追加
-high -dev -no-browser +fps_max unlimited
→ CPU優先度アップとFPS上限解除で、最大240FPSや安定した144FPS以上の達成も可能。 - リフレッシュレートより高い値(例:189)で設定し、Micro Stutterの改善に成功した事例も報告されています。
スペックが足りてるのにfps出ないときの原因特定と対処法
一見問題なさそうなゲーミングPCでも、FPSが出ないことには必ず原因があります。以下に主な原因と具体的な対処法を整理しました。
主な原因とその対策
原因 | 内容と対処法 |
---|---|
CPUボトルネック | GPUは高性能でも、CPUが処理を追いつけないとFPSが低下します。多コア使用率や1コア負荷を監視し、CPUのアップグレードや設定改善を検討すると良いでしょう。 |
GPUの熱・ドライバ問題 | 過熱やドライバの古さ・破損は性能低下の原因になります。ドライバの更新や温度管理、ベンチマークソフトでのテストが有効です。 |
バックグラウンドプロセス | ブラウザやアンチウイルスなどがリソースを消費し、ゲームのFPSを下げる要因になります。起動前に不要なアプリを終了させましょう。 |
高設定による負荷オーバー | 高精細なグラフィック設定が処理能力を超えていることがあります。シャドウ・反射・テクスチャ等を下げると効果的です。 |
ストレージの遅さ | HDDではロード遅れやカクつきの原因に。SSDに換装することで読み込み時間とfpsの安定化に寄与します。 |
BIOSの古さ・設定の不具合 | BIOSアップデートやリセットにより、互換性の問題が改善される場合があります。 |
ハードウェア接続・電源問題 | GPUの電源接続トラブルやケーブル不良、モニター接続の誤りなど、ハード面の不具合も要チェックです。Kommunityからの報告では、GPUの再装着やケーブル交換で改善した例もあります。 |
よくある質問と回答
- どれくらいのFPSが快適? 30fpsと60fpsの違いは?
-
多くの現代ゲームでは60FPSが理想とされており、動きの滑らかさや反応の速さに大きな差が出ます。30FPSは最低ラインとして遊べるものの、視覚的な違和感は明らかで、反射神経が求められるゲームでは不利になります
- GPUかCPU、どちらを優先してアップグレードすべき?
-
ゲーム性能向上にはGPUが最重要パーツですが、CPUとのバランスも不可欠です。GPUが高速でも、CPUが足を引っ張るとボトルネックになりFPSが伸びません。両者のバランスを見て判断するのがベストです
- メモリを増設すればFPSは上がるの?
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増設によるFPS改善は見込めるケースがあります。特に遅いメモリから高速・低レイテンシなメモリ(例:DDR4 3600MHz以上)への移行や容量増(例:16 GB→32 GB)は、ゲームの安定性とfps低下の抑止に効果があります
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まとめ ゲーミングpcのfpsを上げる方法
ここまでの内容を簡単にまとめると、FPSを安定して高めるには「原因を知り、環境に合わせて調整すること」が何より大切なんです。
僕自身、昔はハイスペックPCを持っていてもFPSが出ずに悩んだことがありましたが、設定やパーツの見直しで一気に改善した経験があります。だからこそ「単純にスペックだけじゃない」という視点が重要だと強く感じます。
グラフィック設定を落とす、ドライバーを更新する、といった小さな工夫でも効果は大きいですし、逆に見逃すと性能を活かしきれません。
Windows11やNVIDIA製GPUには専用の最適化機能もあるので、それを知って活用するかどうかで差が出ます。大げさに聞こえるかもしれませんが、勝敗を分けるのはこうした細かい積み重ねなんですよね。
では、とくに重要なポイントを絞ると以下の通りです。
- グラフィック設定や解像度を調整し、無駄な描画負荷を減らすこと
- GPU・CPU・メモリのバランスを確認し、不足があればアップグレードすること
- Windows11のゲームモードやHAGSなどの機能を正しく設定すること
- NVIDIAコントロールパネルで「最大パフォーマンス優先」など最適設定を使うこと
- 不要アプリの終了やドライバー更新など、日常的なメンテナンスを怠らないこと
一見すると手間がかかるように感じますが、一つずつ実践すれば確実に効果を実感できます。快適なゲーム体験は「ちょっとした工夫」の積み重ねです。
今日から少しずつ試して、あなたのPCでも最高のパフォーマンスを引き出してみてください。
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