ゲーミングPCを選ぶとき「メモリってどのメーカーがいいの?」と悩みますよね。
この記事では、初心者にもわかりやすく、実際に選ぶときのヒントをまとめました。読んだ後は「なるほど、これなら自分も選べる!」ときっと思えるはずです。
- ゲーミングpcメモリのおすすめメーカーの特徴と選ばれる理由
- DDR4とDDR5の違いと、自分に合ったメモリの選び方
- 容量ごとの目安と、ゲームや用途に合わせた最適なサイズ
- 初心者がつまずきやすい疑問を解消する具体的なQ&A
ゲーミングpcメモリのおすすめメーカーを選ぶ前に知っておきたい基本知識
ゲーミングPCにおいてメモリ選びは快適さを左右する大事な要素です。ここでは基本的な知識を整理し、選ぶ際の基準をわかりやすく解説します。
- メモリのおすすめメーカー
- ddr4メモリの性能と今でも選ばれるメリット
- ddr5メモリの進化と最新ゲーミングPCでの採用状況
- メーカーランキングから見る人気
メモリのおすすめメーカー
信頼できるメモリのおすすめメーカーとしては、Crucial(クルーシャル)、Corsair(コルセア)、Kingston(キングストン)、G.Skill(ジースキル)などがあります。これらは品質や動作の安定性で評判が高く、世界中のゲーマーやPCユーザーから多く選ばれています。
- Crucial(クルーシャル)
世界最大級の半導体メーカー Micron(マイクロン) が展開するブランドで、品質テストがしっかり行われており、信頼性が高く、価格も手頃です。初心者にも安心です。

- Corsair(コルセア)
ゲーミングPC向けに特化した性能とデザインで人気。オーバークロック性能に優れ、RGB LEDモデルなど見た目にもこだわりたい方におすすめです。

- Kingston(キングストン)
長年の実績があり、安定した製品を提供。信頼できるブランドとして選ぶ人が多いです。
- G.Skill(ジー・スキル)
高性能志向のユーザー、特にオーバークロッカーに人気。製品の選別が丁寧で信頼性が高いと評価されています。
▼メモリ増設のやり方について詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcのメモリ増設のやり方と最適ギガ数を比較
ddr4メモリの性能と今でも選ばれるメリット
DDR4メモリは2014年に登場し、現在でも一般的なゲーミングPCに十分な性能を備えています。
例えば、動作速度は2133MHz~3200MHzが主流で、既存のPCやBTOモデルへの追加・交換がしやすい点が魅力です。
また、価格が安定しており、流通量が多いため入手しやすく、予算重視のユーザーにおすすめされています。
最近は製造終了の動きがあるものの、まだ多くの既存マザーボードで使用可能なため「今使える確実な選択肢」として支持されています。
ddr5メモリの進化と最新ゲーミングPCでの採用状況
DDR5メモリは、2014年ごろに主流だったDDR4の後を継ぐ新しい規格で、 スピードが速くて、容量もたくさん入る ようになっています。
- 転送速度の向上
DDR4は最大で約3200MT/s(データの転送速度)ですが、DDR5では約4800〜8800MT/sと、大幅に速くなっています。 - 幅広いデータ帯域
データを処理できる量(帯域幅)も、DDR4では約25.6GB/s、DDR5だと約70.4GB/sと約2.7倍に増えています。 - 省電力化
DDR5は必要な電力も少なく、DDR4より約0.1V低い1.1Vで動作します。これにより、電気を節約しつつ性能を向上させています。 - 大容量の搭載が可能に
DDR4では1枚あたり最大約32GB程度が主流でしたが、DDR5では最大128GBのモジュールも登場しています
メーカーランキングから見る人気

世界的に見て、多くの人が信頼して使っているメモリ(RAM)のメーカーには、Kingston(キングストン)、Micron(マイクロン)、Samsung(サムスン)などがあります。実際、RAMモジュール市場ではKingstonが長く高いシェアを持ち続けています。
一方で、実際にはRAMの中身(IC)はSamsung、Micron、Hynix、Nanyaという4社が作っており、G.SkillやCrucial、TeamGroup、Kingstonなどは、そのICを使って自社ブランドとして売っているものであるという点も、覚えておくと役に立ちます。
▼外付けメモリの効果について詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングPCのメモリ増設に外付けは効果ある?メモリ不足解消の最適解とは
ゲーミングpcメモリのおすすめメーカーの比較と選び方ガイド
実際に購入する際は、性能だけでなく保証やサポート体制も含めた総合判断が必要です。ここでは比較のポイントと選び方を詳しく紹介します。
- ramのおすすめをプロが解説
- おすすめ容量は何GB?用途別にわかる最適な選び方
- よくある質問|初心者が迷いやすい疑問をわかりやすく解説
ramのおすすめをプロが解説
たくさんあるPCメモリ(RAM)の中で、どれを選べばいいか迷う方も多いでしょう。ここでは、用途や予算に応じたおすすめをプロ目線でシンプルにまとめました。
おすすめ容量
最新調査によると、ゲーム向けには32GBが人気で増加中。16GBも今はまだ問題ないですが、重いゲームや背景でアプリを使う人には32GBがベストチョイスです。
おすすめブランド・用途別モデル
- 予算を抑えつつも信頼性を重視するなら、Corsair Vengeance DDR5はコスパが高く評価されています 。
- 見た目や性能にこだわるなら、彩り豊かなライト搭載のCorsair Dominator Platinum RGB DDR5が最上位ながら手頃になってきました。
- AMDシステムにはG.Skill Trident Z5 Neo(EXPO対応)が相性良好でおすすめ 。
- IntelシステムにはTeamGroup T-Force Delta RGB(XMP対応)がバランス良く便利 。
- 簡単に使いたい場合は、プラグ&プレイで互換性が高いKingston Fury Beast DDR5 RGBが安心です 。
- プロ用途なら、性能と安定性が両立されたCrucial Pro Overclocking DDR5も優れた選択肢です 。
- コスト重視なら、TeamGroupのVulcan DDR5-5200が低価格かつ堅実な選択肢として挙げられます。
▼メモリ増設のメリットについて詳しいことはこちらの記事で紹介しています。
ゲーミングpcのメモリ増設のメリット・値段|FPSやロード時間はどこまで改善できる?
おすすめ容量は何GB?用途別にわかる最適な選び方
ゲーミングや仕事、動画編集など、パソコンの使い方によって必要なメモリ容量は違ってきます。ここでは「16GB」「32GB」「64GB以上」を中心に、用途別にわかりやすく解説します。
- ゲーム中心なら16GB〜32GBの理由
- 動画編集や配信もするなら32〜64GBの安心感
- 本格的な制作や大規模な作業には64GB以上を検討
16GB:一般的なゲームや普段使いに十分なスタンダード
多くのゲームやアプリは、16GBのメモリでスムーズに動作します。CyberPowerPCのガイドでも「ゲームやブラウザ利用には16GBで安定」とされています。
ただ、Steamの2025年3〜8月の調査では、16GBの利用率は43.12%から41.67%に少し減少。一方、32GBの利用率は32.85%から35.42%へと上昇しています。これは、より重いゲームやバックグラウンドで動くOSの処理に備える動きと一致します。
32GB:今後も安心の「選ばれるライン」
ゲーム中に動画を撮ったり、配信しながら他のアプリを使いたい人は、32GBが「ちょうどいい選択肢」です。価格も手頃になりつつあり、今後のゲームへの備えとしても理想的です。
Corsairのテストでは、32GB(DDR5-6000)にすることで、16GBより平均フレームレートが最大14%向上した例も報告されています。
32~64GB:編集や配信など、複数作業を快適にこなしたい人に
動画編集、配信、画像加工などを同時に行う場合は、32〜64GBが安心設計です。アプリやブラウザを複数起動してもカクつきにくくなります
64GB以上:本格クリエイターや専門職向けの大容量
3DレンダリングやAI開発、大規模な制作作業向けには、64GB以上がおすすめです。大きなファイルやプロジェクトを扱う際に安定して動作しやすくなります。
さらに、TeamGroupは256GBのDDR5キット(4枚構成)を発表し、高速・安定のメモリを大量に使いたいユーザーにも対応し始めています。
利用目的 | 推奨容量 | メリット・理由 |
---|---|---|
普段のゲーム+ネット閲覧中心 | 16GB | 安定して低コスト |
ゲーム+配信・録画・重めアプリ併用 | 32GB | 今後への余裕も確保 |
クリエイティブ・編集作業中心 | 32〜64GB | 複数アプリの同時使用が快適 |
AI開発・3D制作・大規模処理 | 64GB以上 | 大容量ファイルも安心 |
将来性を重視して大幅に確保したい場合 | 128〜256GB帯 | プロやハイエンド用途に最適 |
よくある質問|初心者が迷いやすい疑問をわかりやすく解説
- DDR4とDDR5など、違う規格のメモリを混ぜてもいい?
-
いいえ、混ぜるのはおすすめしません。たとえばDDR4とDDR5は物理的に形が違うため、同じスロットに使えず互換性もありません。動作しても速度が遅い方に合わせられてしまったり、最悪の場合、動かなくなったりすることもあります。
- メモリを取りつけたらPCが起動しない|挿しても認識されないときは?
-
一番多い原因は「しっかり奥まで刺さっていない」ことです。
- メモリが斜めだったり、端子が浮いていると認識されません。
- 金色の端子部分に汚れがあると接触不良になりますので、エアダスターや乾いた布で軽く掃除すると改善することがあります。
- BIOSの設定が崩れている場合は、CMOSクリア(BIOSリセット)も試してみるといいでしょう。
- ヒートシンク付きのメモリって必要ですか?
-
普通の使い方ならなくても大丈夫です。ただ、高速モデル(例えば高クロックのDDR5)やPCケースの中の空気の流れが悪い場合、熱を抑えるためにヒートシンクが役立ちます。ついでに見た目のカッコよさもありますが、大きすぎるとCPUクーラーに干渉することもあるので注意しましょう。
まとめ ゲーミングpcメモリのおすすめメーカー
ここまでの内容を簡単にまとめると、ゲーミングPCにおけるメモリ選びは思った以上に奥が深いものでした。
DDR4とDDR5の違いも見逃せない要素で、まだ十分使えるDDR4と、これから主流になるDDR5とで判断が分かれる場面もあります。
私が印象に残ったのは、容量選びでの失敗談が多いということ。必要以上に積みすぎてしまったり、逆に足りずに動作が重くなったりする人も多いので、自分の用途に合ったサイズを知ることが一番の安心につながります。
メーカーの信頼性についても、CorsairやCrucialといった定番どころはやはり安心感がありますし、見た目や性能で選びたい人にはG.Skillのような選択肢も魅力的です。
私自身も一度、信頼性の高いメーカーを選んだことで長く安心して使えた経験があり、やっぱり安さだけで決めるのはリスクがあるなと感じました。
ポイントを絞ると以下の通りです。
- メーカーごとに強みがあり、信頼性と用途に合わせた選び方が大切
- DDR4はコスパ重視、DDR5は将来性と性能で選ばれている
- 容量は16GBで十分な人も多いが、32GB以上で快適さが増す
- 信頼性の高いブランドを選ぶと長く安心して使える
- 自分の使い方をイメージしてから選ぶのが失敗しないコツ
結局のところ、正解はひとつではなく、自分のスタイルに合った「これだ」と思える組み合わせを見つけることが大事だと感じます。迷ったら今回の内容を参考にして、納得できるメモリ選びをしてみてください。
参照元
https://www.crucial.com/
https://www.corsair.com/
https://www.kingston.com/
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