「ゲーミングpcのメモリ増設のメリットって本当にあるの?値段はどれくらい?」そんな不安を感じたことはありませんか。私も16GBから増設したときに、ゲームのカクつきが減って驚いたひとりです。
この記事ではゲーミングpcのメモリ増設のメリットを、実体験やデータを交えてやさしく解説します。読めば自分に必要かどうかがきっと判断できるはず。
- メモリ増設のメリットとデメリットをわかりやすく整理
- ゲームで実際にどう効果が出るのかリアルな検証結果
- 効果がないケースや注意すべきポイントの具体例
- 増設の値段
- メリットを最大限に活かす方法
ゲーミングpcのメモリ増設のメリット・値段を徹底解説|仕組みと基本知識
PCゲームにおけるメモリの役割や仕組みを整理し、増設による改善点をわかりやすく解説します。
ゲームの快適性に直結する重要な要素なので、初心者でも理解できるように基本を押さえておきましょう。
- メモリ増設のメリットとデメリットを比較
- メモリ増設の効果|ゲームで実際にどう変わる?
- メモリ増設の値段とは?
- 効果ないケースとは?
メモリ増設のメリットとデメリットを比較
メリット | デメリット |
---|---|
安定性とパフォーマンスの向上 マルチタスク能力の改善 フレームレート改善 デュアルチャネルの効果 | 効果が出ないケースもある コストと効率の問題 互換性・安定性のリスク 保証や故障のリスク |
メリット
- 安定性とパフォーマンスの向上:メモリ不足によるフリーズやカクつきの解消、システム応答速度アップ、ロード時間短縮が期待できます 。
- マルチタスク能力の改善:複数アプリの同時使用や、ブラウザの多数タブ、動画編集・ゲームを並行した際の処理安定性が向上します 。
- フレームレート改善:レスポンス向上やフレームレートの安定はゲーミング体験を滑らかにします。
- デュアルチャネルの効果:同じ規格で2枚差し(デュアルチャネル)にすることで、1枚構成より処理速度が倍近く向上することも。
デメリット
- 効果が出ないケースもある:すでに十分な容量(例:16GB以上)を搭載している場合は、増設しても体感できる改善がないことがあります。他のボトルネック(CPUやGPU)によって効果が限定されることも。
- コストと効率の問題:32GB以上は高価で、ゲーム用途では過剰な場合もあり、費用対効果が薄いことがあります 。
- 互換性・安定性のリスク:4枚差しなど枚数を増やすと、速度の低いメモリに引き下げられたり、相性問題を起こしやすくなる可能性があります。
- 保証や故障のリスク:メーカー保証が無効になる場合や、増設作業中にパソコンが故障するリスクがある点も留意が必要です。
メモリ増設の効果|ゲームで実際にどう変わる?

メモリを増設すると、ゲームプレイ中のロード時間の大幅な短縮やスタッタリング(カクつき)の軽減、全体的な応答性の向上が期待できます。ベンチマークや実地での検証でも、この効果は明確に確認されています。
例えば、タスク上でゲームの読み込み部分が遅くなる原因の一つとして、データを低速なストレージから頻繁に呼び出さなければならないことがあります。
十分なメモリがあれば、このような読み込み遅延が減少し、ゲームの起動やマップ切り替え時に体感できる改善となります 。
また、パソコン情報サイト「パソコン処分.com」によると、メモリ不足によりフレームレートの低下や頻繁なフリーズが発生するケースがあり、増設によってそれらが改善されたというデータもあります。
メモリ増設の値段とは?
ゲーミングPCのメモリを増設する際、かかる費用が気になりますよね。
2025年8月現在、日本国内では 16GBの増設メモリ(PC4‑21300など)で約1万〜2万円程度が相場になっています(例:サンワダイレクトで16GBが9,980円~1万4,800円)。
また、DDR5の32GBセットでは、2万円未満で手に入る製品もあり、価格は徐々に落ち着いてきた印象です。
“今は価格が下がってきていて、特にDDR5製品は以前よりグっと手に取りやすくなっている”というのが業界の声です。
効果ないケースとは?
メモリ増設を行っても、必ずしもゲーム性能が向上するわけではありません。以下のようなケースでは、増設による効果が限定的か、ほとんど感じられないことがあります。
向上が感じられない代表的なケース
要因 | 説明 |
---|---|
現在のメモリ容量がすでに十分な場合 | すでに推奨される16GB以上を搭載している環境では、追加メモリによるFPSやロード時間の改善はほぼ見られません。あるユーザーも「メモリはFPSを上げることはないが、不足していれば速度低下を招く」と指摘しています。 |
ボトルネックは他の箇所にある場合 | CPUやGPU、ストレージ速度が性能の足枷になっていると、どれだけメモリを増やしてもゲーム体験の向上にはつながりません。特に、古いCPUやHDD環境では効果が薄いです。 |
Windowsが32ビット版で動作している場合 | 32ビットOSはそもそも認識できるメモリ容量に上限があり、増設しても拡張されないケースがあります。 |
実際のユーザー体験からの視点
Steamコミュニティでは、「必要な量のRAMがあれば、さらに増やしてもFPSには影響しない」「APU(統合GPU)搭載環境では、RAM速度や構成がパフォーマンスに影響することもある」と述べる意見が見られます。
これは、構成によってはメモリが性能の鍵を握ることもあることを示唆しています。
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実際のユーザー体験や製品例を踏まえ、失敗しないためのポイントを整理します。
- 外付けメモリのおすすめ製品
- メモリ増設を実際に体験したユーザーの声
- よくある質問
外付けメモリのおすすめ製品
ゲームデータやアップデートの容量が増える今、外付けストレージ(外付けSSDなど)はゲーミング環境を快適に保つうえで非常に重要です。
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メモリ増設を実際に体験したユーザーの声
ゲーミング中に「重くなる…」と感じたとき、メモリ不足が原因かも?実際に体験した人の声をチェックすると、その変化がよくわかります。
“ゲームとブラウザ・チャットを同時に使うと、16GBではメモリ使用率が80〜95%に。そこで32GBにしたらカクつきが激減した。”
これはまさに、「マルチタスク重視の環境ではメモリ増設が効く」良い例ですね。
特にチャットや配信などを併用するなら、この改善効果は大きいです。
さらに、PCショップの解説によると、「16GBあればほとんどのゲームは快適。32GBあれば、重いゲームや配信・編集にも安心」という目安が示されています。
よくある質問
- 8GBでもゲームはできる?
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可能ですが、少し窮屈かもしれません。最新のゲームや複数のアプリを同時に使うと、動作がカクついたり安定しにくくなることがあります。ゲームの推奨スペックもチェックして、自分の環境に合った容量を選びましょう
- どんなゲームで32GBが必要になる?
-
- オープンワールド系など重いグラフィックのゲーム
- ゲームプレイ中に配信や録画をする人
- 多数のMODを使っている人
こうした使い方では32GBあるとより快適になります
- メモリ増設って簡単にできる?
-
比較的カンタンですが、ちょっと注意が必要です。
- 静電気対策をしてから作業する
- しっかり電源を切って、ケース内の金属に触れて静電気を逃がす
- メモリスロットに揺るぎなく差し込む
この流れを守れば、初心者でも安心して増設できます
- ノートPCでも増設できる?半田付けタイプは?
-
機種によります。
一方で、オンボード(基板に直接半田付けされているタイプ)は、増設できません。購入時に予め余裕のある容量を選ぶのが吉です。
SODIMMスロットが使えるタイプなら増設できます。
まとめ ゲーミングpcのメモリ増設のメリット・値段
ここまでの内容を簡単にまとめると、メモリの増設は「やる価値があるかどうか」を見極めるのが大事なんですよね。私自身も最初は半信半疑で16GBから32GBに増やしましたが、ロードの速さやマルチタスク時の安定感に正直びっくりしました。
もちろん万能ではなく、CPUやGPUが足を引っ張っている場合は期待ほど変わらないこともあります。でも、ゲームをもっと快適に楽しみたいと思ったときの手段としては、とても現実的で取り入れやすい方法だと感じています。
ポイントを絞ると以下の通りです。
- 16GBから32GBに増設するとロードや安定性の体感改善が大きい
- メモリ不足はフリーズやカクつきの原因になりやすく、解消効果は高い
- ただし十分な容量がある環境では効果が薄いケースも多い
- マルチタスクや配信をする人ほど増設の恩恵を受けやすい
- 容量だけでなくデュアルチャネルなど構成も重要なポイントになる
結局のところ、「どんな遊び方をするか」「今の環境で何が不満か」によって答えは変わります。普段から複数アプリを立ち上げる人や、重めのゲームをじっくり遊びたい人なら、メモリ増設はかなりの味方になってくれるはずです。
逆にライトな用途なら、あえて投資する必要はないのかもしれません。自分のスタイルに合わせて、ちょっと立ち止まって考える時間が一番の近道だと思います。
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